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10月7日(日)

むさしの学園「秋祭り」

楽しかった!そして、一人一人がまた進化した!


 10月7日、志木市役所のそばを流れる新河岸川の川原で「むさしの学園:秋祭り」が行われた。といっても、学園主催ではなく、卒業生・在籍生のお父さん、お母さんが実行委員になり、大学院生・学園スタッフ・卒業生がお手伝いする形式。さすが生徒の日ごろの行いがよいため!!暑いくらい、秋晴れの下での「秋祭り」だった。

 朝、9時ごろからお父さん、お母さんたちは場所取り、バーベキューのセッティング、会場作り、素材の購入に大忙し。一方、生徒や一部のスタッフ達は志木駅の広場に集合、バスで現地へ。10分後に到着。生徒たちは既に興奮状態。それ以降については、学園の主任スタッフの報告や大学院生Kさん作成の写真集でご想像ください。

<付記>秋祭りを成功させるために、お父さん・お母さん方は実行日以前2週間も準備活動していたことをご報告します。その間、代表の望月は「ぼけ~」していました。

 

望月の感想

 

学園スタッフは「フリーな居場所作り」「子どもたちがナチュラルに呼吸できる居場所作り」の創出を目指し、継続的にひたすら励んできました。結果として、子どもたちは元気に自主的な活動を行うようになってきました。さらに、お父さんやお母さんたち、私を含めて学園関係者も進化してきました。しかし、今回の「秋祭り」の一日を通して、自然の環境の及ぼす影響は学園内の狭い場所での人為的な仕掛けに到底及ばないことを実感しました。秋晴れの下、広い空間の中で、子どもたちを含め、「ひと」が自由に結びついていく現実を目の当たりにして感動しました。

  

むさしの学園の専任講師の感想文を掲載します。

 

和やかなバーべキュー

 

この度は、お父様、お母様、実習生の皆様、バーベキューを開催して頂きまして、ありがとうございました。天気にも恵まれ、秋の爽やかな空気に、生徒たちとのどかな雰囲気の中で過ごすことが出来ました。

 

私は、むさしの学園に在勤し、4年経ちますが、生徒たちと川原で「バーべキュー」という豪華なイベントは初めてのことでした。

川原には、朝早くからお父様、お母様がいらして、調理器具や食材の用意をしていました。汗をかきながらも、ニコニコしてお肉や野菜を焼いて頂きました。

普段、生徒と個別の対応の関わりで過ごすことが多いため、むさしの学園の生徒が全員集まり、会食を共にするということは貴重なひとときだったと思います。いつもは静かな生徒が、口を開けてあつあつの焼肉をおいしそうに食べている姿を見て、なんだか嬉しくなりました。

食欲旺盛な生徒たちに囲まれ、私も、焼肉をパクパクと頂きました。焦げた香りがほどよく、お肉、きのこ、じゃがいも、その他豊富な野菜、おいしかったです。

デザートの梨まで用意されていました。しかも、冷やされていました。お母様、お心遣い、ありがとうございます。

 

今回は、生徒たちの活気あふれる様子をたくさん目にしました。

中学生の生徒が、小学生の生徒に優しく根気強くバトミントンを教えている姿は印象的でした。

曜日によりスタッフが異なるため、初対面のスタッフに興味を持ったのか、普段は静かで口数が少ない生徒が「~先生ってどんな方なのですか?」とそのスタッフに聞いているのを見て、ビックリ。(そのスタッフが気に入ったようです)。

集合写真のときに、新品の靴を買い、お洒落になった生徒が色々とポーズを考えているのがほほえましく感じました。(確かにカメラ目線、服装とポーズともに決まっていたなぁ。)

また、大きな桜の木に登り、ロープをかけ、ブランコを作っている生徒もいました。危険なので止めさせないといけないと思いつつ、夢中になっている姿をみると、声がけができなくなりました。「塾長に内緒にしておくから、怪我しないでね」と願いながら、のびのびしている生徒を見惚れている自分がいました。

  最後に、実習生の方から、塾長へ、お誕生日のケーキを用意して頂きました。塾長がしんみりと感動しているようでした。(皆あたたかいなぁ。)

今回、ご両親たちにお会いし、親子のなかで育まれる子どもへの強くて優しい心を感じました。子どもを大切に思う気持ちにより、このような素敵なバーべキューを行うことができたのだと思います。

生徒たちに、記憶の新しいうちに、バーべキューの感想を書いてもらいました。

「また、やりたいなぁ」と次回のイベントを楽しみにしているようです。

 (お父さん、お母さん!やりましょうよ!)

これからも、むさしの学園に来て頂いた誰もが、自由でのびのびと過ごすことができる空間を作っていきたいと思います。(記:M・I)