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<体育館で卓球をしよう!>

 

 7月24日(金)、学園生徒とスタッフ、計7名が参加し卓球を楽しみました。
 3時〜6時の三時間、4面のコートを予約。「飽きたら途中で帰ってくればいいよね?」などと言っていたのがウソのように、時間ぎりぎりまでトーナメント戦やラリーを楽しみました。
 帰り支度をしていると、外はどしゃ降りの雨に。しばらく雨宿りをし、皆、帰途に就きました。「また行きたい」という生徒もあり、ちょっとした遠出に、充実感を味わえた一日になったようです。
 この企画、実は学園生徒Yくんの提案から始まったもの。元々卓球の得意なYくんが、「テニスやフットサルだけでなく、皆と卓球がやりたい!」と提案してくれたのでした。それから日程を決め、場所を徒歩30分余りの市民体育館と決め…時間はかかってしまいましたが、一つの案を実現するまでに至ったこと自体、意味あることであったと感じています。

 


<フォト・ワークショップ〜前篇>

 

 7月17日(金)皆、待ちに待ったフォトワークショップが行われました。前半は教室でレクチャー。講師の村松さんがエーゲ海で撮影したという写真を見ながら、瞬間をいかに切り取るかによって、与えられる印象が変わることを教わりました。そして実際に撮影!近くの公園で、木々や虫や友だちや…皆、思い思いに発想し、撮影していました。村松さんの豊富な知識と楽しいお話で、あっという間の二時間でした。
 これから一週間、皆、どんな写真を撮ってくるのでしょうか。8月2日(日)は鑑賞会。皆の作品を観るのが、今から楽しみです。



 


<親サロン議事録>

 

 7月12日(日)12名が参加して7月の親サロンが開催されました。今回は、学園内の課題(私物の管理等)に対し、会場から意見を頂き、今後の指針とする事ができました。皆で創りあげていく親サロンでありむさしの学園であることを再確認。学園の担い手として心強さと温かさを感じました。
 この日、話題は「学校に行けるようになる薬をください。」と、病院を訪れる親が増えている、というところから始まりました。我が子をロボットか何かだと思っているのでしょうか。…ここまで極端な例は少ないでしょうが、子どもが抱える課題に対し、どこか[他人事]な親は多いのかも知れません。子どもの[我]を無視してああしろこうしろと言うくせに、抱えた課題は[自己責任]に帰する…。子どもが抱えた課題は、確かに子ども自身の課題です。しかし同時に、親にとってそれは、相手とともに過ごしてきた自分自身を顧みる契機にもなり得るものでしょう。
 親が、自分自身の課題として状況を捉える事が大切だと望月は言います。それは、子どもになり代わって状況をコントロールしようとする事ではなくて、「親」として「ひと」として自分はどうだったか…?と、自分自身に問いかけ始める、という事だと、私は思います。
 「自分は…」と問う事は、自分と相手との境界を明確にする事に繋がります。自分と対話する事によって、子どもを[他者]として見られるようになる。それが、子どもの[我]を「尊重する」という事なのではないでしょうか。
 
 適度な距離を保ち、尊重しあう。それは理想的な姿です。しかし現実には、子どもに振り回されたり、親に振り回されたり。縺れる感情を整理するのは至難の業。…そして、斯く言う私も「適度な距離」を模索中の一人娘です。親は未だに娘の将来を心配し、大人の助言を贈ってくれます。それが理に適っていることは、解る。では、言うとおりにするかと言えば、黙して従おうとしない娘。…「解る」のと、「気づく」のは違う。数年後、「ああ、そうか。」と気がつけば、娘は従う事でしょう。気がつかず別の答を得たならば、やっぱり従わないでしょう。娘が思うに、大切なのは[理屈]ではなく[納得]なのです。[我]を持って生きる個人なら誰しも、[納得]を求める筈なのです。不肖の娘から母に、一つ願うとしたら「選択の自由」。選ぶのは、決めるのは、私なのだと認めて欲しい。それは裏切りではないと、わかって欲しい。
 ―子どもは、親を不安にさせる名人です。何をやっているんだと、理解に苦しむ場面もあるでしょう。でもそれは、ごく自然な事なのです。だって、子どもは子ども。親とは違う、一人の人間なのだから。不安になっても、不幸な親にはならないでいて欲しい。どうか少しだけ、我が子を信じてみて欲しい。それが、「娘」から皆様へのお願いです。(柴田)


望月に関する記事が

東京新聞(8月10日)

埼玉新聞(8月18日)

に掲載されましたのでご紹介します。

 

 

東京新聞の記事を見る(news01.pdf 223KB)

埼玉新聞の記事を見る(news02.pdf 88KB)

 

 


学園代表の課外活動記録

(H21年5月〜7月)

 

(5月)
 9日:こころの相談室
11日:和光市市民活動支援事業補助金審査委員会
14日:NPO・大学シンポジューム実行委員会
17日:ひと塾・親サロン
19日:埼玉県青少年課が来園
21日:埼玉県青少年課が来園
25日:公務員塾準備会
26日:非行立直り支援協議会

(6月)
 5日:県南西部NPO連絡会準備会
10日:三島市研修
11日:三島市研修
13日:こころの相談室
18日:若者自立支援連携会議
27日:県南西部NPO連絡会総会<望月が代表に選ばれる>
28日:ひと塾・親サロン
29日:立教大学訪問・和准教授と打ち合わせ

(7月)
 1日:「地域ブランド商品の開発・販路開拓による地域づくり推進事業」実行委員会
11日:こころの相談室
12日:ひと塾・親サロン
13日:埼玉県:非行立直り支援協議会
16日:埼玉県:県南西部NPO連絡会運営委員会
24日:和光市協働推進懇話会<望月が会長に選出される>
27日:埼玉県:児童生徒の登校支援会議
30日:県南西部NPO連絡会打ち合わせ


望月が通いつめる場所


第7回(食べ物編)

三島(静岡県)そのA
 
望月を幸せ気分にさせてくれる

万福<百笑の湯>

ネーミングって大事だよね!

 木野氏に「5時にクリニックに来るね」と約束し、伊豆箱根鉄道の三島広小路駅に行く。徒歩2分。大仁に向かう。大仁駅で降りて「万福<百笑の湯>」へ。タクシーでワンメーター。駅と百笑いの湯の間には専用バスが運行されているがほとんど出くわしたことはない。急ぐ旅ではないが、気ぜわしく生き続けている私には待つのが辛いのでタクシー。
 三島に通い始めたころ木野氏と一緒に百笑の湯に来たのがきっかけで、三島に来ると大体は百笑の湯に行く。ネーミングがいい!「万福<百笑いの湯>。看板を見ただけで幸せ気分になれる。施設もネーミングに負けない。館内は明るく、広く、静か。従業員の応対も爽やか。内風呂も露天風呂も広い。望月は平日に行くので人が少なく、占領した気分になれる。敷地内に源泉がある。温泉は透明。さらっとした感じ。しかし、望月のお気に入りは「塩の湯」だ。死海のスパ気分。体が浮く。ただ体に安定感がなく、完全に身を任せると浮くのは難しい。手すりにつかまりながら塩の湯に身を任せると完全に体が浮く。

至福。万福。百笑。

 木野氏と来た時も別の親友と来た時も塩の湯で70歳に近い爺爺たちがキャッ!キャッ!

至福。万福。百笑。

 帰りは専用バスの時間に合わせて帰る。大仁駅で電車を待つ間、時間がゆったりと流れているのを感じる。この時は気ぜわしく生きている望月はいない。木野氏は今日、どんな店に連れて行ってくれるのだろう。魚はいいな!前に行った鮨屋。フランス料理は厭だな。タバコが吸えないから。「もういい加減にタバコをやめろよ。俺だってやめたんだから」とお小言もらうのも嫌だな。望月の健康をいつも気にしてくれている木野氏の言葉は「沁みる」。電車に乗ると高校生がいっぱい。下校時間。彼らのうるさい喋りも気にならない。気持は夜の酒宴にスキップしている。
 三島広小路駅で下車。5時にはまだ余裕がある。よかった!遅れると「5時と言ったじゃない!」とお小言が飛んでくるから怖い。クリニックに直行。木野氏の診療が終わるまで仕事が空いている看護婦さんとダべリング。楽しい〜。

至福。万福。百笑。