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ちょっと早めの夏まつり

〜むさしの学園BBQ大会〜

 

 5月31日(日)、『ちょと早めの夏まつり』と題して、むさしの学園はBBQ大会を決行。志木市役所近くの河原に、36名が集まりました。
 当日は午後から大雨の予報。朝から雲行きが怪しく開催が危ぶまれるお天気の中、塾長の判断と、お父様・お母様方のテキパキとした働きで、すぐにBBQがスタート。雨が降り出すよりも早く、胃袋を満たすことができました。今回のBBQも、親サロンでの打ち合わせ、事前の準備、当日の段取りと、お父様・お母様方が中心的な役割を担ってくださり開催することができました。皆様、ありがとうございました!
 大人も子どももおなかいっぱい食べ、正午を過ぎた頃には薄日も射してきました。アスレチックで遊ぶ者、カードゲームをする者、虫捕りに夢中になる者、拡声器を使って演説を始める者、キャッチボールで大ハッスルするお父さん…。広い空の下、皆、思いおもいに昼下がりのひと時を過ごしました。そうこうするうち、とうとう降り出した雨。あっという間に本降りになり、みんな一斉に撤収に取り掛かります。荷物をまとめ、テーブルを解体し、椅子を積み込み…お父さんたちの手際の良さには目を見張るばかり。子どもたちも車に乗り込み、学園に戻ってくるころにはすっかり大雨になっていました。イベントも、回を重ねるごとに皆の手際が良くなっていくようで、とても心強く感じます。
 学園に戻り、子どもたちの手を借りて椅子の片付け。みんなでやると早いはやい!室内でビンゴ大会をした後は、「何でもバスケット」やTVゲーム、カードゲームと思いおもいに過ごし、盛りだくさんの一日となりました。      

 この日、子どもたちの笑顔とともに印象的だったのは、お父様・お母様の活き活きした姿でした。特に、今まであまりお会いする機会のなかった方が、見たことのないような笑顔で開放的に過ごしている姿を目にしたことは、とても嬉しく、こちらが勇気づけられたような瞬間だったのでした。
 今後も、親・子・スタッフみんなが集まって、みんなが元気になれるようなイベントを続けていきたいと思います。皆様と力を合わせて活動する→まず、大人が元気になる→子どもも元気になる→大人がもっと元気になる…そんなサイクルを生み出せるよう、自転車の漕ぎ始めが一番しんどいように初めはペダルが重くても、皆様とともに漕ぎ続けていきたいと思います。


今回、若者サロンメンバーのKさんがBBQの感想を寄せてくれました。 

5月31日にバーベキューをしました!
 私は朝早く塾に行きました。時間は9時45分に若者サロンメンバーは集合と書いてあったので、母と一緒に行きました。
 天気は曇りのち雨でした。若者サロンの仕事の内容は、来た人たちに名札をわたすことでした。
 現地に行ったら焼きはじめていました。食べる前にコップに名前を書いて食べはじめました。お肉はおいしかったです。食べた後にキャッチボールをしたり、マジックテープのキャッチボールをしたり、サッカーもしました。母とは、バドミントンの打ち合いをしました。とても楽しかったです。(K・M)

 


若者サロン活動記録〜6月

 

・フットサル大会

 6月21日(日)夜、若者サロン・フットサル大会が行われました。19時〜21時の二時間、皆、目いっぱいボールを追いかけました。
 辺りが暗くなり始めた頃、三芳グランドに到着。ランニングや体操、パス等で体を解していると、いつの間にかすっかり暮れきった空。夜間用照明の中での試合となったのですが、これがなかなかの雰囲気。上手・下手はさておいて、「フットサルをやりにきたんだ!」と、共通の目的と気合を皆が共有できたようでした。
 実習生さんを中心に、フルコートで一試合したあとは5名ずつ三チームに別れてフットサル総当り戦。腕に覚えのある子どもたちは機敏に動きまわります。それに交じってお父さんたちも必死に走る走る。雨上がりでぬかるんだコートに足を取られながらボールを追いかけます。父親の付き添いで来ていたMくんの飛び入り参加もあり、終わる頃にはみんな汗だくの泥だらけになっていたのでした。
 日頃、学園の中ではこれほど思い切り体を動かせる機会はありません。広々とした空間と本格的な雰囲気によって、子どもたち(と大人たち)の気分も高揚し、二時間という長時間、決して少ない運動量では済まないフットサルというスポーツに、一人も途中でやめることなくプレーし続けられたのではないでしょうか。
 保護者の皆様のサポートにすっかり甘え、この日はスタッフも一人の子どもに戻って泥んこサッカーを楽しみました。普段とは違う夜の風を感じながら、皆と一緒に過ごせた日曜日の夜。お父様・お母様方と共に在ってこそ得られた瞬間に、こころから感謝。


 

・第2回テニスクラブ


 6月6日(土)第二回テニスクラブを開催。あいにくの曇り空でしたが、前回のような日差しはなく、屋外でスポーツを楽しむにはかえってちょうど良い天候だったようです。
 今回の参加者は16名。前回の若者サロンミーティングで出た、一時間・一コートでは足りないという意見を踏まえ、今回はコートを二時間とって行われました。
 テニス初心者の子どもたちが飛び入り参加したり、経験者のお父さん、お母さんの参加で華麗なラリーが繰り広げられたり、そんな盛り上がりを見せるコートの横で、いつの間にかテニスボールでリフティング大会が始まっていたり…実に多彩な光景が展開されました。

 二週間後、再び若者サロンメンバーが集まり「ミーティング」を開催。今回はテニスに参加した学園生徒も参加し、「初心者と経験者とをコート別に分ければ入りやすい」「教えて欲しい」といった意見が出てきました。また、今後若者サロンでやりたい事として、旅行、カラオケ、バッティングセンター、体育館(でスポーツ)、キャバクラ(!?)等様々な野望が。実現可能なところから、自分たちの力で少しずつ活動を広げていけたらいいな、と思います。



親サロン議事録(6月)

 

 6月の親サロンは、28日(日)にいざほっとプラザにて18名が参加して行われました。今回もまた新たなメンバーが加わり、親たちの輪が少しずつ確実に広がっているのを感じています。
 ここ一ヶ月、いくつかのイベントが続きました。(皆様のご協力、ありがとうございました!)それらのイベントでの「親の表情」から、この日の親サロンが始まりました。「お父さんのあんな顔、家では見ない。」「以前はあんな顔して笑っていたな」と言うお母様。今、家の中の雰囲気も変化しているそうです。

 「子どものため」という言葉は、大人の口から良く聞かれるものです。それは真実であるけれども、誰かのために何かをするという気持ちには、「〜してあげたのに」と思う気持ちがセットになっている場合が多いように感じます。しかしそれは、大人のエゴ以外の何物でもありません。こちらがいくらして「あげて」も、相手がその後どうするかは、相手の自由なのですから。
 課題を抱えた子どもの中に、「あんなにいい子だった子が突然…」と言われるケースがあります。けれど、それは「突然」ではなく、それまで重ねてきた無理が、その時飽和し溢れてしまったと見る方が自然でしょう。では何故、無理をして[いい子]を演じてしまうのでしょうか。その要因の大きな一つに、親の側の「お前のためにこんなに〜してあげたのに」という発想があるのではないでしょうか。
 時に明言され、時に無言で表現されるこうした「親心」に子どもは敏感です。そして、気付いてしまった「親心」を無視するのは容易なことではありません。そうして[いい子]で居過ぎた皺寄せは、様々な形をとって、しかし必ずやってくるでしょう。…私は、[いい子]でした。母ご自慢の「私の可愛いいい子ちゃん」でした。そうしていつか、私は「我」のない自分に気がつき愕然としたのでした。そして今、遅ればせな娘の「自己主張」に、私の母は戸惑っています。

 子どものためを思うのはごく自然な感情です。しかしその見返りを期待した時、愛情は凶器となるのです。「してあげる」事と「してあげたのに」と思う事は全くの別物。同じ次元ではないのです。だからこそ、親自身が楽しむことが大切。「してあげたいからした」。その事自体を親が楽しみ満足できたとき、子どもは愛情に苦しまず、「我」をはぐくむ余裕を持てるのかもしれません。(柴田)


埼玉県内初!

南西部地域NPO連絡会が発足

学園代表の望月が初代会長に選任される

 

 現在、埼玉県には1324、県内西部地域(朝霞市・志木市・新座市・富士見市・ふじみの市・和光市・三芳町)には105のNPO法人がある。6月27日、県南西部地域のNPOが一堂に会し、県南西部地域NPO連絡会が発足した。連絡会は「NPO同士が知り合い、学びあうことによりNPO自らの力の向上を図る」、さらには「NPO・行政・企業・大学のしなやかな連携を図ることにより協働のまちづくりを目指す」等の活動を行う予定。
なお、同日の総会において、学園代表の望月が初代会長に選任された。
総会後、坂本純子さん(新座子育てネットワーク代表)、和田タカ子さん(オペラ彩理事長)、西島和秀さん(朝霞市NPO支援対策係長)がパネラー、望月がコーディネーターになり、「発足記念パネルディスカッション」が行われた。


平成21年度「若者自立支援連携会議」

が開催される

 

 6月18日、平成21年度「若者自立支援連携会議」がさいたま共済会館で開催された。学園代表の望月は委員として出席。
 ・・・望月の独り言:「連携会議ではなく、行政に都合のよい一年に一度の七夕報告会」。


望月が通いつめる場所


第6回(食べ物編)

三島(静岡県)その@
 
沼津港の「丸天


元気がよくて、美味くて、

ボリュームがあって、安い!

 三島市(静岡県)広小路にある「広小路クリニック」の院長・木野紀氏は望月の大学時代の友人。その彼との久しぶりの再会がなかったら「むさしの学園」は存在しなかったといっても過言ではありません。木野氏は「むさしの学園」の理事になっていただいています。その間のいきさつについてはおいおいと書くつもりでいます。

 望月が三島に行くのは年に3〜5回。大体が一泊二日。もちろん木野氏と飲みながら話す・話ながら飲むことが第一目的ですが、その他にも盛りだくさんの狙いが望月にはあります。そのことを何回かに分けて書こうと思います。
 年のせいか?三島に行く回数が最近ちょっと減りつつあるのは事実ですが、可能な限り行くようにしています。大体は11時ごろの東京発の「ひかり」に乗ります。三島に到着するのは11時45分ころ。東海道線に乗り換え、ひと駅で沼津まいきます。沼津港行きのバスの時間に間に合うときはバスで行きますが、ないときはタクシーを使って沼津港の魚市場へ行きます。昼食です。向かうは必ず魚料理専門店の「丸天」。ここの「かき揚定食」は有名で、テレビでもよく紹介されていますが、望月は未だに食していません。あまりにボリュームがあるのと、ここまで来たら刺身!と心に決めているからです。「まぐろ三昧定食」が望月の定番。赤身、中トロ、大トロがこれでもか!というくらい盛ってあります。(最近ちょっと少なくなっているような気がしますが、それでも東京などに比べたら超ビッグ)。知り合いの板前さんに紹介したら「海鮮丼を食べてきました。すげえボリュームで新鮮!超美味しかったです。それに信じられない値段ですよね」と大喜びでした。望月が紹介した仲間は皆さんが絶賛。うれしい限りです。喜びは皆で!
 混んでいるので並ぶようになりますが、待つだけの値打はあります。望月は大抵一人で行くのであまり待たずにカウンター席に案内されるのが常。お店の中には店員のおばさんたちの大きな声が飛び交っています。そして、その声にせっつかれるように、つい早食いをしてしまいます。でも後悔は致しません。「ああ、魚市場だよな〜。マグロをどさっとのせて、ご飯をかっ込むのがいいんだよね」と独りで納得します。

 元気がよくて、美味くて、ボリュームがあって、安い!

 三島に来た時の望月の一日は「丸天」の「まぐろ三昧」から始まるのです。

 昼食に大満足した後、三島に戻ります。そして、看護婦さんと事務員さんたちへのささやかなお土産の「東京バナナ」を片手に広小路クリニックに行きます。看護婦さんや事務員さんたちが恋人を迎えるように(望月の一方的想いこみです)歓迎してくれます。幸せ〜。
 続きは次回。お楽しみにしていてください。

 

丸天

 

 

<追記>
 むさしの学園のホームページの左側に「広小路クリニック」のホームページがリンクされています。
 また、むさしの学園ホームページのウエブマガジン「発信21」に長い間、投稿していただいた
 「ある心療内科医からの手紙」をまとめたものがリンクされています。
 臨床事例、自らの体験を交えた素晴らしい内容の手紙です。ぜひお読みください。

 

広小路クリニック

ある心療内科医からの手紙